食品部門の発注は注意しないと在庫過多になりやすい

食品部門の発注は注意しないと在庫過多になりやすい

食品部門にかぎらず、グローサリー部門(菓子なども含む)は、発注に注意しておかないとすぐに在庫過多になってしまう傾向にあります。

売れているような店であれば良いのですが、私が勤めているような規模のスーパーマーケットでは売上が大変小さいため発注量を間違えると、在庫が捌ききれずに困ったことになってしまいます。

そのため、発注には細心の注意を払わなくてはなりません。

正確に行うことが無理であったとしても、やり方を変えるだけでもだいぶ変わってくるものです。

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在庫になる原因

分かれ道

まず、在庫になる原因というものを知る必要があります。その原因を知ることで、解決策を見出すことが出来るようになり、今後の業務がだいぶ楽になることが期待できます。

ロットの問題

ロットとは発注単位ともいうのですが、最低これだけの量を取らなくてはならないという数字になります。

例えば、

ロット(発注単位)が6であったとし、発注数が3だった場合

6(ロット) × 3(発注数) = 18(個)

合計で18個その商品を納品する。ということになります。

発注数が1であったとしても6個の商品が納品されてくるため、これが原因で在庫過多になってしまったりすることがあります。

当然ロット(発注単位)は商品ごとにことなるために、発注担当者は商品ごとにロットを覚えなくてはなりません。

本部が現場優先にロット等を考慮し、商品の種類などにより統一してくれていれば問題はありませんが、もしそのような考えが働いていなかった場合には、担当者はそれを覚えなくてはいけなくなります。

先ほど説明した計算式からもわかるように、店舗の発注担当者が発注数を間違えると、とんでもない数の商品が納品されてきてしまい、注意が必要になります。

広告やスポット品が多い

広告やスポット品というのは、ほとんどが本部の仕入れ担当が企画します。

企業によってはお店側にそういうことを任せるところもありますが、私が勤めている企業では広告やスポットというものは本部の仕入れ担当が決めます。

これ等の企画により、売れ残りが生じると残の処理に追われ、在庫過多になってしまいます。

残が発生することで、お店の担当者はそれを何とかして売り切ろうとします。それを安売りによって売ることが許されていれば話は別ですが、中にはそれが許されない品もあります。

そういった品で売場スペースを使ってしまうと、本来売りたい品やその他の残になった品を捌くことができなくなるため、バックヤードにはそういった残が大量に発生していってしまいます。

リードタイムでも過剰在庫になる

リードタイムというのは、発注してから実際に店舗に納品される期間のことを言います。

これにより、発注担当者は売上を予測しなくてはならなくなり、始めに過剰なくらいの発注量にするか、細かく発注をかけていくかの2択になるかと思いますが、細かく発注をかけていくにも、売れない日というものはどうしても存在するものです。

売れない日が続いてくると、在庫を抱えたままさらに同じ商品が納品されてきてしまいます。
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納品されてから陳列というやり方が一番効率が良い

理想論になってしまいますが、納品されてから陳列というやり方が一番効率が良いと言えます。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これは事実です。

実際に私が行っていたやり方では納品してきた当日に売場へ展開し、バックヤードには売れ筋の在庫しか抱えていなかったという時期がありました。

今は売り上げ不振により本部などのやり方が変わってきてしまったために、広告やスポット品などの数が増え、そういう状況に戻すことが難しくなってきてしまいました。

バックヤードの在庫が増える

ぐちゃぐちゃ

バックヤードに在庫が増えていくと、在庫整理に時間を費やすことになってしまいます。そこに時間を使うことになってしまうため、会社としてはコスト(人件費)がかかってしまいます。

担当者としても、そこに時間を使うのは面白いものではありません。

売れ筋の在庫ならまだしも、その店舗で売れなかった商品の残が大量にあったりするとその処理にも時間がかかります。

残をどのように処理するのかということも考えなくてはならないため、やはり時間と労力を使ってしまうのです。

どのように解決していくのか

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これ等の問題を解決するに、私がやってきたことをご紹介します。

定番の発注

困った主婦

定番の発注ではまず一日にどのくらい売れるのかを把握しておく必要があります。これは発注端末を使えば大体わかるのですが、最大値と最小値。それから平均売上数量がわかっていれば、正確には難しいのですが大体の予測を立てることができます。

店舗の売上にもよるのですが、私のお店ではグローサリーというものは定番品の回転はあまりよくないため、売場に2~3個の商品があれば、一日をしのぐことが出来る商品がほとんどを占めています。

売場在庫の量が一日に売れる数になった時に初めて発注するようにしています。そうすることで、納品してきた瞬間に商品を出すことができるようになりますが、棚の奥行やフェース(商品を並べる列)によって多少変わってしまいますが、納品してきた商品のほとんどを売場に出し切ることができるため、バックヤードの在庫は少なくなります。

広告やスポット品の発注

どうしても店舗側で数量が決められないのであれば、潔く諦めるしかありませんが、お店で数量を決めることができるのであれば、売場のどこに展開するのか。ある程度のイメージを持つことが大事になってきます。

商品をどのように展開するのかのイメージによって、売場に出し切って終わり。そのような数量の発注にすることで、広告やスポットが納品してきた瞬間に、広告の期間に合わせて全量陳列(売場にすべて出し切ること)することができるようになります。

 

何事も理想通りにはいかないでしょうけれど、これは実際に私がやってきたことなので、一つの案として参考にしていただければ幸いです。

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