最低賃金は上がっているのに時給は増えず仕事が増える謎

最低賃金は上がっているのに時給は増えず仕事が増える謎

 


先日のことですが、私が担当している部門で働くパートさんから

 

最低賃金は上がっているのに給料が増えないのよね

 

などと言われました。

 

はい。おっしゃるとおりです。そうなるようにしていますから。

とはいえませんので、私は正直に「儲かっていないから」と言いました。

 

するとパートさんは

「仕事は増えるばかりなのにね」

と言い普段通りに仕事をして帰りましたが、確かにおっしゃるとおり最低賃金は上がっていても状況によってはアルバイトやパートさんの給料は増えません。

というよりは増やす事ができないというのが正直な話なのです。

今回は最低賃金が上がっていても給料が増えないのはなぜなのかをご紹介します。

最低賃金とは

そもそも最低賃金と言われても何のことなのかわからないという新入社員や若い担当者に限らず、アルバイトやパートさんも居る事と思いますので、まずは最低賃金とは何かをご説明します。

最低賃金とは

最低賃金というのは、法律上決められた最低の金額分を労働者に支払わなくてはいけないという制度があり、この最低限支払わなくてはいけない賃料を最低賃金と呼んでいます。

アルバイトやパートで言うと、最低限支払わなくてはいけない時給が決められており、これは各地域によって違いがあります。

都心の方になると賃料が高めに設定されており、地方の方は都心に比べると低めに設定されており、東京都が一番高い932円です。

仮に東京都のスーパーマーケットで働いているアルバイトやパートさんの時給は最低932円でなくてはなりません。

昨年の10月(平成28年)に最低賃金の引き上げが行われました。

最低賃金以下の時給であった場合には実質時給が上がることになります。

最低賃金の一覧は厚生労働省の特設ホームページより確認が可能です。

最低賃金は上がったのに給料が増えない原因

時給は上がったのに給料は結果的に増えていないというアルバイトやパートさんは多いのではないでしょうか。

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時給制であるため、給料が増えないのは単純に労働時間が減った(減らされた)事が直接の原因になることは間違いないのですが、労働時間を減らされるのにはいくつかの理由があります。

単純に売り上げなくなったために暇になった

単純に売上げが落ちてきたために今までどおりに発注をしたり補充をしたりしていても、早く終わってしまい帰らなくてはいけなくなることで労働時間が減り、結果的に給料が変わらないか減ってしまうということが考えられます。

以前書いた記事⇒この業界はどこも人手不足ですで触れていますが、確かに売上が落ちていても結局人が居ないわけですから、我々社員の仕事が減るわけではなくそれを手伝ってもらうためにアルバイトやパートさんの力を借りるわけですから実際に仕事が無いわけではないのです。

会社が人件費削減を望みだした

この業界に限らず会社というものは売上や利益を上げることが難しくなってくるとコスト削減を始めます。

もちろん無駄なものを無くす事自体は良いことなのですが、会社にとって一番コストがかかるものは人件費です。

スーパーマーケットでは各店舗全てが黒字になっている会社は意外と少なく、儲かっている店舗もあれば損をしている店舗も存在しています。

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そうなると会社は売上もしくは利益が出なくなってくるとその店舗に対して人件費削減を始めるように本部から店長に連絡が入り、アルバイトやパートさんの労働時間が削られてしまうのです。

当然その結果しわ寄せは社員に来てしまうわけですが。

各部門の利益を確保したいから

今度は会社から言われたから実行に移すというものではなく、各部門のチーフまたは主任という立場から考えた場合です。

今のスーパーマーケット業界、特に私が働いているような小規模スーパーではオーバーストアの現状であるために中々客数を増やす事はできないし、当然売上を確保することも難しいのが現状です。

売上が落ちてきてしまう事で当然利益も失ってしまいます。

各部門のチーフまたは主任には自分が担当している部門の利益を考えなくてはなりません。

先ほどは会社を例にコスト削減のお話をしましたが、チーフや主任の場合は自分が担当している部門の利益を上げなくてはいけないため、売上や利益を確保することが難しくなってくると、いよいよ人件費を削らなくてはいけなくなります。

チーフや主任というのは、会社のやり方などによって変わってきますが、ほとんどの場合は売上であったり利益であったりが会社から自分たちに対する評価基準となります。

そのため、チーフまたは主任たちは当然自分たちの給料を上げなくてはいけないので利益の確保に努めるのです。

そうなるとアルバイトやパートさんの労働時間を削る必要がでてきてしまいます。


時給は上がったのに給料が増えない事に売上が上がらなくなってきたという事が一番の原因になってしまっているため、売上を上げるためにアルバイトやパート、社員であるなどに関係なくしっかりと連携を行い売上や利益の確保に努めることによって、結果的に給料が上がることになるかもしれませんので、何か気がついたことがあれば上司に相談をしてより良い店にすることで給料を上げる努力を行いましょう。

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