スーパーマーケットの仕事内容。社員は普段どのようなことをしているの?

スーパーマーケットの仕事内容。社員は普段どのようなことをしているの?

スーパーマーケット業界に新入社員として就職を考えている人や中途採用として転職を考えている人も多いかと思います。

人手不足が深刻になっているこの業界では離職率も激しく、特に若い世代の定着率が低くなっているのが現状です。

 

こちらの記事をご参考ください⇒スーパーの正社員がしんどいと思う理由

それでも就職等をくださる方は大歓迎の業界なのですが、実際にどのような仕事があるのかというのは中々把握できない業界でもあります。

今回は仕事内容が気になっている方のために普段どのようなことをしているのかを簡単にご紹介します。

スーパーマーケットの社員としての仕事は基本立ち仕事です

スーパーマーケットの社員が普段どのようなことをしているのかという前に、まずはどういう業界なのかをいくつか簡単にご紹介します。

 

店内の従業員を見ていてもらうとわかると思いますが、基本どのような部門に所属していても立ったまま仕事をしています。

これはお客様から見えないバックヤードにいても同じで、納品している商品の整理などをしている最中もずっと立ったまま仕事をしているのです。基本的にスーパーマーケットは長時間労働になりがちな業種で、朝から晩まで立ち仕事をしなくてはならないと考えて良いでしょう。

こういった事からもスーパーマーケット業界に就職を考えている人の中には体力が持つのかが心配な人もいるようですが、激しい運動などをする業界ではありませんので体力が持たないかというとそんなことはありません。

瞬発力などが必要な業界ではないので、意識的に素早く動こうとしない限りは心配する必要は無い様に感じます。むしろすぐにそのような状況に慣れてくるくらいです。

ただ、疲労が蓄積してくる可能性はあります

蓄積疲労という言葉がありますが、長時間労働や休日出勤になる場合もあることから疲労が溜まってきても立ち仕事をしなくてはならない業界であるという覚悟は必要です。

楽な仕事というのは世の中には中々存在しないと思いますが、お客様目線としてスーパーマーケットの社員を見ていると楽な仕事のように感じるかもしれませんが以外とこういう部分では大変な業界であると言えるでしょう。ときどき私の下に就く新入社員の言葉の一つとして

 

ここまで大変な仕事だとは思わなかった

 

と思わずこぼしてしまう人もいるくらいです。

仕事内容自体は単純な業界なのですが、こういう部分では甘く見ない方が良いと言えるでしょう。

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同じお店の中で部門がたくさんある

スーパーマーケットにはいくつかの部門に分かれています。お店によってはご紹介する部門以外にも存在する場合がありますが、基本的な部門をご紹介します。

大きく分けると、生鮮部門、食品(グローサリー)部門、日配(チルド)部門などに分かれていますが会社によってその呼び名が変わるようです。

青果

野菜や果物を取り扱います。そのほかにもドライフルーツなどの販売も青果部門が担当します。

1玉○円などの販売方法をとっています。

野菜や果物の中身に傷み(腐っている)があるものを判別する必要があり、慣れが必要になってくる部門です。

買上点数も多く、商品補充が大変だったりしますがそのほかにも野菜をカットしたり果物をカットしたりと仕事内容も比較的多い部門です。

お店や会社の方針などによって様々ですが、大体のお店の場合には売上げ構成比が大きい部門でお店の重要な部門でもあります。

鮮魚

主に魚や海の幸を取り扱います。生魚や干物などを取り扱っており、1パック○円100gあたり○円などの価格を付けて販売します。

お客様から調理の依頼(三枚おろし等)があれば、その都度それに対応していく部門です。

精肉

生肉からハム、ウインナー、ソーセージなどの取り扱いを行います。

生肉などはスライサーを使って一つの肉の塊からスライスしたり、挽肉にしたりなどの加工を行います。

鮮魚部門と同じように1パック○円、100グラム○円などの値段を付けて販売します。200グラム分欲しいなどの要望があればその都度対応していきます。

惣菜

お弁当や揚げ物であったり煮物などを取り扱う部門です。サラリーマンなどの昼休憩中に売上げが上がる傾向にあり、昼前には商品をそろえる必要があるため人員が必要な部門です。

自分たちで一からお弁当を作るこだわりの商品等を作る事もありますが、ほとんどの場合には作成キットがあり、暖めたりトレイに決められた商品を詰めていく作業になっています。

お客様がそのまま持ち帰って食べる商品であるため、髪の毛などの異物混入には特に気をつけなくてはなりません。

日配

豆腐や納豆、牛乳や麺類など冷蔵ケースに入っている商品が主な部門です。

生鮮部門と呼ばれる部門とは異なり、商品を加工するという作業を自分たちで行う必要は無く、納品してきた商品をそのまま売場に並べる(陳列)仕事です。

主に賞味期限や消費期限の短い商品を取り扱うのが特徴で、商品を売り切る事ができなければ見切り商品として販売するため、過剰に納品してしまうと利益に影響を及ぼします。

商品の補充が主な仕事で、人員が少なく済んでしまう事が多いのでお店全体の利益に貢献することが容易です。

参考記事⇒日配部門のアルバイトやパートさんのお仕事

ベーカリー

店内で加工したパンなどを販売する部門です。

パンの焼き方などに工夫が必要な場合が多く、中にはパンが旨く焼けずに売場に商品が並ぶ前に廃棄ロスとなってしまうケースも珍しくはありません。

気温や湿度などにも影響する事が多いので、作業場の環境には特に注意が必要です。

加工食品

食品部門、グローサリー部門と呼ばれる事が多いですが、呼び名はそれぞれの会社によって異なります。

日配部門同様に自分たちで商品の加工を行う必要がなく、納品してきた商品をそのまま売場に並べるのが仕事です。

賞味期限が長い商品が多く、半年から一年ほど持つものが多いので過剰に納品してしまってもなんとか期限内に売り切る事ができるようになりますが、在庫が膨れやすい傾向が強く管理を怠ると倉庫がパンクしてしまう可能性のある部門と言えるでしょう。

エンドと呼ばれる特設コーナーに陳列することが多く、商品陳列に工夫が必要になる部門です。

参考記事⇒食品部門(グローサリーまたはグロッサリー)の仕事

菓子

スナック菓子やチョコレートなどを取り扱う部門です。

賞味期限が長い商品が多く、食品部門同様に在庫状況に注意が必要になってきます。単品の商品回転は比較的良く、商品が回転する傾向にはありますが、他の部門と比べ単価が低いので売上自体は少なめになる傾向にあります。

日用雑貨

雑貨部門は洗剤や大学ノート、ボールペンや調理道具などがあります。

食品などの商品とは異なるのが特徴です。

商品の回転は食料品と比べ良くはありませんが、生活必需品を購入するお客様が多いので品揃えには工夫が必要になってきます。

レジ

レジはお客様が商品を購入する際に必ず通る場なので、店内の忙しさ=レジの忙しさであると考えて良いでしょう。

お客様はレジで精算を行うため、直接お金を取り扱う部門であるため責任も大きいといえます。

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売場で行う仕事

売場はお客様に触れる機会が多いことから、常にお客様との対応を意識して取り組まなくてはなりません。

品だし・前だし

商品がお客様の買い物かごに移ると、売場で商品が減ります。そうなると従業員は商品の補充を行います。

商品が売れて補充をしないでいると、棚がスカスカに見えてしまったり、商品が奥に引っ込んでいるとお客様が商品を見つけることができなくなったり、貧相に見えてしまうので商品を手前に出してあげることを前だしと言います。

商品の補充や前だしを行う事で売場が整えられ見栄えの良い売場に見せることができるようになります。

食品部門で軽く説明しましたが、エンド等による特設コーナーを設ける場合にはそこで商品を展開するための陳列を行ったりします。基本的に定番品の品だしと違って大がかりな売場変更をしていきます。

一日を通して時間がかかる部分の一つです。

POPの貼り付け

POPの作成自体は裏側で行う物ですが、新商品やそのお店で新規取り扱いの商品を陳列する際に価格POPを取り付ける作業をしています。

また、価格訴求などを行ったり期間限定で特別価格などを設定した後に、それに対応するPOPなどを商品と照らし合わせて取り付ける作業を行います。

接客

店員として売場に出ているとお客様から何かしらの問い合わせなどを受ける場合があります。

「この商品はどこにあるのか」

「こういった商品が欲しい」

などの内容からクレームなどを受ける場合などもあります。

そのため自分が所属している部門以外のことにも対応しなくてはならない場合がありますが、そういった場合には担当部署の社員などに対応を変わってもらうこともあります。

商品の場所を聞かれる場合には部門問わずに対応できるくらいにはなっておきたいところです。

発注作業

商品の発注は裏で行う事もできますが、通常売場で商品の状況を確認しながら行うのが普通です。

売場に出て発注を行うようにすれば、発注の途中でまとめ買いなどをするお客様もいるので、そういった状況にもすぐに対応できる事もあります。

商品の見切り作業

賞味期限や消費期限が迫っている商品は被害額などを最小限にとどめる必要があるため値引き処理を行って売り切ってしまいたいという考え方があります。

そういった商品を売場から見つけて、値引きシールやラベルシールを商品に貼り付けて見切り品として売りに出します。

こういったシール貼りの仕事なども売場で行う場合もあります。

棚卸し

棚卸しは少なくても半年に1回は行う作業です。これは棚卸し業者に頼む場合と自分たちで行う場合の二通りがあります。

閉店後行うのか営業中に行うのかによって忙しさなどが変わりますが、小規模のスーパーでは業者に依頼する余裕もないため自分たちで行っているところがほとんどなのではないでしょうか。

売場で行う棚卸しは基本、数を数えるだけです。

裏で行う仕事

通常お客様が従業員の仕事を見ることができるのは売場にいる時だけです。通常裏での仕事を見ることはありません。

スーパーマーケットの社員が裏ではどのようなことをしているのかご紹介します。

納品状況の確認

発注状況から納品日を確認し、実際に商品が届いているのかを確認したり仕入伝票と納品状況の確認などを行います。

不足分などがあればその都度センターや本部の仕入担当などに確認を行い今後の対応を決めていきます。

納品してきたものの品だし

納品状況の確認を行って問題が無ければ品だしを行います。

 

通常は検品作業を終えてから品だしを始めますが、状況によっては品だしを優先にして検品は後回しになってしまうこともあるので、何を品だししたのかなどを把握しておくと仕事がスムーズに進みます。

売場と納品口を行ったり来たりして、その日に納品した商品を片付けていきます。

生鮮部門の場合には商品の加工と品だし

品だしは売場に出て行う物ですが、生鮮部門の場合には売り場に出す商品をまず自分たちで加工してから行います。

生鮮部門のメインは商品の加工作業ですので人によってはずっと裏で作業を行ったりする人もいますが、基本スタイルとしては

商品の加工⇒品だし

といった具合です。

倉庫の整理

その日に納品してきた商品が全て売り場に出るとは限りません。

そういった場合にはバックヤードに商品を下げることになるのですが、そういった商品が積み重なっていくと倉庫が在庫であふれかえってしまいます。

その場合には倉庫を整理してあげる必要があるのですが、倉庫整理も業務の一環です。できることなら倉庫整理に時間をかけるのは望ましくはないため、発注の段階で注意が必要です。

各種POPの作成

価格POPは通常パソコンとプリンタを使用して作ります。

必要であればコトPOPと呼ばれる商品の魅力を伝えたりする商品紹介用のPOPなども作成していきます。

こういったPOPは専用のソフトがあるので、自分で一から作る必要はないので安心してください。

商品の売上げ管理や価格変更

商品のデータや売場のデータなどを見るにはパソコンやタブレットのような端末を使うことになるのですが、こういったことも裏で作業をしたりします。

各種データを元に今後の販促計画などを練っていくのです。

売上げやおおよその利益なども把握することができるので、問題があれば解決策なども考えたりします。

各種書類の作成

これは毎日の業務ではありませんが、会議などがある場合には会議用の資料などの作成も行います。地味に面倒くさいというのが本音ですが、一応スーパーマーケットの社員としてもこういった作業はあるとだけ言っておきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。就職を考えている人も居ると思いますのでざっと簡単に説明しましたがこのどれも難しく考える必要の無いものばかりです。

実際に業務を始めるとすぐに流れをつかめると思います。

あまり難しく考えなくても最初はぜんぜん大丈夫です。難しいことは何一つありませんので。

スーパーマーケットの社員に少しでも興味があるようでしたら、ぜひ気になる会社に応募してみてください。

ただご参考までに。

スーパーの正社員がしんどいと思う理由

実際にスーパーマーケットの正社員ってどうなの?

これらの記事もご参考にしてご判断ください。

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